G2.1u report

-1- 「ブースター」の周波数帯域について

●G2.1uには、2段階部分に、いくつかのエフェクターがついている。

 ・・・今回は、この中の「ブースター」について
 
 各エフェクターのパラメーターは3つの要素になっている。
 この「ブースター」でも、パラメーターはやはり、3つ。
  (ちなみに、G7.1utでは4つ。)

 @ブーストする周波数帯域
  ・・・5段階になっている。
    細かい数字は出ていないのが残念なところ。?Hzとなっていればよかったかも・・・。
    アナライザーにかければ、出ては来るものの、面倒くさいことになりそう。
 Aトーン
 
 B音量
  ・・・これは、「歪み」を狙っての音つくりの時に、この後になっている「Drive」に対するブースター としての役割を考えた時、大事なファクターとなる。

    ※G7.1utでは、AとBの間に「Gain」が入る。

⇒⇒⇒ここで注目したいのは、@とB。
  @の周波数帯域は、使っている楽器のキャラクターを一変させる効果を持っている。
  Bは、通過後の音量。
 ・・・・このエフェクターで、出力の弱いストラトとか、テレキャスターなどのシングルコイルPUの
    楽器の音の「歪み」ファクターに手を付けやすくなる。
    今回は、エリック・ジョンソンのソロの、あのきれいなマイルドディストーションを真似できた。
  

●これを使うと、本来歪みのない「Drive」を歪ませることが出来る。

   たとえば、「Twin」を使う時、この「ブースター」を使って音量を少し上げてやると、「Twin」で歪む。
   「周波数帯域」 を変えてみると、また違った音になる。

   是非、お試しあれ。
   「好みと用途」は人それぞれな訳で・・・。

 

♪やはり、バイパススイッチ

 G2-1uの弱点として、ペダルの数の少なさが上げられるようです。  ・・・・ということで、この部分の解決策として、私目はペダルを使っています。

    http://www.zoom.co.jp/japanese/download/manual/japanese.php

 裏の「コントロール」ジャックにダンパーペダルをさして、エフェクトのOn/Offをします。

 http://www.roland.co.jp/products/jp/FS-6/index.html  

   ・・・・ BOSSのスイッチで、これは2つのペダルが付いているもの。機能的には、ラッチとモーメンタリー両方が可能。

 http://www.roland.co.jp/products/jp/FS-5U/index.html

   ・・・・こちらは、一つで、モーメンタリータイプ。

     ※「ラッチ」はスイッチの状態が固定化されるもの。「モーメンタリー」はつながれた機材に、スイッチのInのみを知らせる。
   G2-1uの場合は、モーメンタリー・タイプを使います。

これでNoEffectの音が使えることになるわけで・・・。ただし、バイパス状態でもペダルは有効です。私は、Volumeをペダルに設定して います。

 この場合、いくつか設定・・・が必要にはなります。

@まず、上に並んでいる4つのつまみのうちの、一番左のマニュアルで言うところの「モジュール・セレクター」つまみを「CONTROL」にあわせます。そうすると、ディスプレーの表示が変わるはずです。それを「bP」バイパス・ミュートという文字になるように回します。 これで、「CONTROL」ジャックの設定は、完了です。

 これで、「CONTROL」ジャックに差し込んだスイッチは、バイパス・ミュートに作用します。軽く踏んだら、NoEffectになり、G2-1uはチューナーとなり、バイパス状態です。では、ペダルを長押ししたら・・・・、ミュートになります。この場合も、チューナー機能は生きていたはずです。

A次は、G2-1uの右に付いているペダルをVolumeに設定します。 Volumeペダルの左に[PEDAL ASSIGN]キーがあります。これを何度か踏んで、その上に並んでいるライトがVolumeのところが点きますので、そこで完了。

 ただし、このVolumeペダルは、Volume以外に[WAH/EFX、DRIVE、MOD/SFX、DELAY、REVERB]・・・にもアサインで来ます。 

 したがって、通常、演奏に使うパッチは2〜3つ並べておくのですが、そのどのパッチにもVolumeペダルは、Volumeにアサインしたプログラムをしておく必要はあります。ですから、WAHなどを使ったパッチが入った場合は、バイパスにしても、ミュートにしてもVolumeペダルとしては、使えないわけで・・・。(残念な限りですが・・・。)


 ・・・何箇所か、あやふやなところがありますが、大体こんなところで使っています。

個人的には、A/b/C/dの4つのバンクを使い分けていますので、各バンク、0・1・2・3・4・5・6・7・8・9の10のパッチがあるわけで、実際演奏のシチュエイションによって、各バンクを4つか5つづつに分けて、それぞれリバーブのかけ方の違ったパッチをつなげてます。

大体が、「営業用」(歌謡曲なんかの多い場合)「ライブ用」(これも、ロック色の強いセッション、ジャズ用と違ってきますね。)・・・に分かれますが。
バッキング用の、タッチWAHなんかの入ったものとか、アコースティック用のドライブを使ったものなども欠かせませんね。
深めのディレーのかかったパッチはスプートニクスの時代の定番。(これも、かけすぎるとドラマーに怒られます。かけ方が、微妙かも・・・)

※「歪み」のかかり具合も、本来あまりドライブなものは、バッキング用に使う性質で、ソロの歪ませ方はマーシャル的な感じが好きです。

ソルダーノや、ブギでもレクティファイアなんかはバッキング用に回します。マーシャルでも、JCM2000は歪み過ぎ、800でぎりぎり。
やはり、ブルース・ブレーカーがいい。
ブギも、MarkIIIはいいですね。わたくし目は、MarkIIの本物を持っているのですが、何せ重くって・・・。G2-1uのこれも、かなり、近い良い音してます。


 ♪ 「63”フェンダー・リバーブ」や「スプートニクスのエコーサウンド」に挑戦


●アストロノウツのリバーブサウンドを”マネ”してみようかと・・・・。


 下が3段階のmoduleで、G2-1uの場合、[MOD]⇒[DELAY]⇒[REVERB]
 
 
●[MOD]と[DELAY]とどちらにもDelayが入っている。


 ・・・・これが、G2-1uの特長でもあるのだが、
下の表はその中から
 [Delay]と[Echo、Delay]と[Spring]を選んだ。

 音源=CDを良く聞くと、空間系のエフェクターが良いわけで、
 [MOD/EFX2]では、他に選択肢があるとすれば、「Tape Echo」が考えられる。

  あの時代はまさに「Tape Echo」が最先端の、「エコー」系エフェクターであり、
 通称「エコー・チェンバー」と呼ばれるテープを使って、複数のヘッドを利用し、
  遅れを作りそれをミックスするという方法がとられていた。

 特長としては、Delayよりも温かみのあるサウンドが得られると取説にある。

 アナログ・エコーと呼ばれるものの、もっと以前のエフェクターである。

 




 



 

参考に、なれば幸いです。