Pops&Rock

まだまだ、他にもあるのだが、とりあえずすこしずつ載せていくつもりでいます。



アラン・ソレンティー 
 
 
FMラジオを聴いていて、「ウ〜〜ム?」と気になり、すぐさまテープに録音しました。

  バックのギターサウンドに引っかかり探したら、あった。案の定、ジエイ・グレイドンでした。

  非常にクリアな「発音」が気にはなりますが、アメリカ人ではないような〜〜。
  調べてみたら、やはり・・・・。イタリアの人でした。


Air Play

  グレイドンとフォスターの世に問う話題作。

 圧倒的な、スピード感と、”緻密すぎる”と思えるサウンド。


Albert Lee
  カントリースタイルのギタリストの最高峰とされるこの人。
  一般的には、クラプトンバンドに一時期在籍していたことで知られるが、あれはただの一時の迷い(?)か?
  やっぱり、すぐにやめちゃいましたね。
  それでも、アルバートを引っ張りしたクラプトンに敬礼。ご苦労様といいたい。


Ventures
●どのアルバムがどうのこうのというわけじゃなく、このグループは聴きました。

●特にこのジャケットの写真が好きで、なんか彼らのキャラクターをうまく現しているな・・・・ということで。

●このグループのサウンドの決め手は、なんと言ってもドン・ウィルソンのリズムワークです。


Vanilla Fudge

●カーマイン・アーピス、ティム・ボガードの二人を世に送り出したグループ。・・・・というより、「アート・ロック」というカテゴリーを生み出したグループ。

●個人的には、この後の「ルネサンス」の方が、アルバムととしての統一感があって気にっている。

●マーク・スタインのVocalとハモンドの音創りが独特のグループで、また、ギターのヴィンス・マーテルのフレーズセンスにも特有のものがあってそちらの方で参っていた。

●このグループの作曲センス、アレンジセンスに大きな興味を感じつつ、
 クリームの登場で、そのままBlues→Jazzという流れが生まれた。
  したがって、「ジミ・ヘンドリックス」はちょっとだけ、「ディープ・パープル」は
リッチー・ブラックモアにも興味はあったが、ラジオで小耳にはさむだけだった。
 「ラリー・コリエル」「ジョン・マクラグリン」の方の興味には勝てなかった。


ブラインドフェイス

●クリーム解散後、クラプトンがスティービー・ウィンウッドと改めて、じっくり形のしっかりとした
  音楽を創ろうと組んだバンドだったはずだ。

●残念ながら、ジンジャー・ベイカーが入っているのが残念。
 けっして下手なドラムではないが、ベースにリック・グレッチ(後に、KGBに参加)が加わったのなら、なぜもっとしっかりとしたドラマーを探さなかったのか?。

●たぶん、ベイカーの参加がこのグループが短命に終わった理由だろう。
 クリームと同じ失敗を繰り返すこととなったのは残念でならない。


Mountain

 ●この2枚は思い出のアルバム。
  クラプトンを追いかけていくうちに、ブラインドフェイスも解散し、このグループが世に出た。
  クラプトン→レズリー・ウェスト(マウンテン)→ミック・ボックス(ユーライア・ヒープ)で、ロックギターの「私的」系図 は終わった。

 ●「Deep Puple」の人気には興味もなかった。
  そのころには、ジャズへの興味の方が、はるかに協力だった。
   


哀愁のカレリア フィーネーズ

●なんといっても、この曲で始まった。
 当時、中学生だった。今でも、大切に持っています。

●スプートニクスの名前で「霧の〜〜」があります。
 もしかしたら同じかも・・・・。
 つまり、同じ音源で同じグループで、フィンランド向けにフィネーズ、スウェーデン用にスプートニクスという名前にしたのかも・・・・・??なんて気もします。勘違いかも。

●それにしても、このジャケットの写真がいい。
 いかにも北欧だ。

●「リードギター」(当時は、こう呼びました)は、ストラトのハーフトーンでしょう。リバーブ成分とディレイの部分だけでも特徴てきではあります。・・・が、この時代のバンドのサウンドの特徴はなんと言ってもサイドギター。もしくは、リズムギターとも言います。この曲のサイドギターはリズムを刻んでいるのですが・・・・、このレガートなリズムの刻み方は、とても難しい。ボブ・ランダーがサイドギターです。ボー・ウインバーグのリードギターは確かにすごいんですが、ランダーのリズムワークはニュアンスを出すのがとても難しい。
この時代のサウンドの要は、やはりサイド、及びリズム・ギターかと思います。


Black Sand Beach 加山雄三&ザ・ランチャーズ

●「哀愁のカレリア」で始まった私目のギター熱は冷め切れない。そこへ、映画「エレキの若大将」のタイトル・バックに流れたこの曲にはまっちゃってはまちゃって・・・。即、買いに行きました。

●今聞いても、ものすごい曲だと思う。加山さんのセンスのすごさ。もしかした、喜多嶋さんのセンスだったのか???。わからない。

●ビートが粘っているのです。当時のべンチャーズだってここまでは粘らない。ドラムのスネアの粘り。・・・・すべてが粘り。

●モズライトの「ブ〜ン」という歪みも見逃せない。こういう音を使っていたバンドも、当時はいなかった。
元祖、ディストーション。
それも、アタックの最初の所だけ歪んですぐにモズライトの生音になる。
おしゃれてる音です。たまらない。いつ聞いても、同じ感動があるのです。


リーチ・アウト・アイル・ビー・ゼア (フォートップス)

● やはり、この曲ではじまった部分って大きいと思う。高校の時に、TV見ていたら、スパイダーズが歌番組でこの曲をそのままコピーしていた。堺さんの歌に「何だ!こりゃ!!」っていう衝撃。
 曲目もわからずに次ぎの日に、レコードやに行ってレコード探していたら、あった。
  TV曲のテロップには、たしか「リーチ・アウト」とだけあった。多分、我らがMr.「ムッシュかまやつ」が持ち込んだレパートリーであることはまちがいないだろう。
 
  もっとも、このEPは後年、買い揃えたもので、高校のときは、モータウンのオムニバスEPで、「シュープリームス」 +「スティービー・ワンダー」+「バンデラス」の4曲の中の一曲だった。

● 印象的な翳りのあるイントロと、独特なベースライン、そして、メロディーに絡んで行くバックのコーラスがすごかった。まだ、グループサウンズを聴いているくらいのときだったから、衝撃だった。


想い出のサンフランシスコ / この世の果てまで (ジュリー・ロンドン)

●今でも残っているシングル盤。親戚の姉貴がくれました。
 ジュリーロンドンの甘く引っ張るような歌い方に、なんとも色っぽさを感じたものです。

●この盤はA・B面ともに、大ヒット曲で、B面のThe End Of The Worldは、後年70年代に、カーペンターズがアルバム「Now & Then」のB面のDJ風のメドレーの中に取り上げられたのが、記憶に新しいヴァージョンだろう。


アニマルズ 
  朝日のあたる家+アイム・クライング+ブーンブーン+悲しき願い

●中学の時にラジオから流れてくるのを、よく聴いていた曲が2曲。「朝日〜」「悲しき〜」はポップス史に残る名作といえよう。


●「ブーン〜」はブルースシンガーのジョン・リー・フッカーの作品で、折り紙つきのブルース。

●「朝日〜」は古いフォークソングで、このアニマルズのカバーがオリジナルだと思っている方も多いかも知れない。

●「悲しき〜」は、後年ディスコ風にアレンジされて大ヒットしたが、これはアニマルズのオリジナル。

●ジミ・ヘンドリックスを世に送り出したエリック・バートンのハスキーな声に誰もが参ったはず・・・。

●キーボード(オルガン)のアラン・プライズのジャズ的なアドリブソロも、当時としては革新的だった。

 

夢のカリフォルニア   ママズ&パパス

●これまた、印象的なギターのイントロ。そして、印象的なコーラス。
  ”アメリカ製”のポップスには、似つかわしくない「”暗い”イントロ」。
   なぜか、そこに惹かれたような・・・。

●イントロは、解析しました。
  ・・・で、ギターやってた友達と、こうじゃないかな〜〜って感じで
  やったら、レコードと同じ音になった。これは、感動ものだった。

孤独の世界  P.F.スローン

●印象的な12弦ギターで始まる曲。

●バックに流れるコーラスの美しさはなんともいえない。

●フォークミュージックは、やはり自分の中に種としてあるんだなってのが、
今でも思う部分。


ホット・ドギング アストロノーツ

●これまた、大ヒットの「太陽のかなた」の影に隠れた名作。

●サウンドを決定するドラム(ジム・ギャラガー)のスネア・ワークとストーミー・パターソン
のベース。そして、なんと言っても、フェンダー・リバーブのピツカート奏法。
そして、裏打ちのコード、・・・・実に良く出来ている。

●曲のメロディーとコードもユニークだ。
 「ホット・ロッド」ミュージックというスタイルの影に隠れてこんな曲があったというお話。
 このグループの傑作中の傑作だろう。


ニューヨークの少年 サイモンとガーファンクル

●アルバム「明日にかける橋」のなかに入っていたノスタルジックなサウンドの名作。

●これもシングルのB面なわけで、詩の内容が何か暗示させるものがあって聴きほれてしまった。

●ホールエコーの局地といえるサウンドだ。
 このサウンドについては、アーサー・ガーファンクルが、エリス島での ライブのフィルムの中で語っている。

●この曲の中でも、サウンドの主役は12弦ギター。


夜霧のしのび逢い グレーム・バートレット

●中学校時代のお気に入りではありました。

●クロード・チアリの方が、有名ではあるのですが、バートレットのギターの方が、タッチが強くて好きだ。
  多分、このバージョンは、普通のガットギターではなく、「レキント・ギター」ではないかと思う。

●このあたりも、大事な音楽的基礎を構成している要素で、スクリーン・ミュージックとは言ってもあなどれない部分。

●他に、ジョンバリーの「さらばベルリンの灯」なんてのも良かった。


Cream

●(上)「GoodBye」
  高校にはいって、最初に買ったLPのうちの一枚。
  スリリングなライブの演奏と、パッパラルディーのプロデュースで出来上がっているスタジオ作品。
  最初に買ったレコードが、解散アルバムってのも、笑えるかもしれない。

●この後、クラプトンの作品を逆行して手に入れていくわけだが、このアルバムの緊張感はものすごい。

●クラプトンを追いかけて追いかけて、崩壊寸前のものすごいスリルとダイナミズムの局地のアルバム。
  最初が、「BoodBye」だったが、こちらの方が別なものも聞ける。
 ジンジャー・ベーカーのなが〜〜〜いソロ。ジャック・ブルースのハープ。

 ●(下)「Live Cream」
   こちらは、もっと以前発表されたLP。
   ライブの中から、完成度の高いものを選んでいる様子。
   プロデューサーがパッパラルディーで、お眼鏡にかなったものを入れている。
   スタジオ・ヴァージョンと聴き比べると、三人のすごさがわかる。


Super Session

●鬼才、アルクーパーのやりたい放題。

●個人的には、マイク・ブルームフィールドのギターが聞きたくて買ったレコードだ。
 したがって、スティーブン・スティルス・・・・何者??って頃。

●特に「リアリー」の出来がものすごい。ツインリバーブに、レスポールの艶っぽいトーンが新鮮だった。なにせ、ディストーションサウンドのバンドばっかりだった時代なだけに・・・・。

 


Jeff Beck

●第一期ジェフ・ベック・グループのカップリングEP

●最初、聴いたときに、弾きながら歌っているのだろうという、先入観が強かったので、EP盤なので、Voc.のクレジットがなくて、Voc.がロッド・スチュアートであるとわかったのは、何年も後のことでした。最近、これのCD盤を入手しました。

●でも、このギターの入り方、間の取り方には驚きました。
 それと、レスポールの音質には、いまだにまいっています。


アナザー・ページ クリストファー・クロス

●前作の「南から〜〜」よりもこちらを先に聞いた。

●テープにとって、ウォークマンでどこに行くにもこのテープは持っていった。営業で地方に行く列車の中で、
   なんともいえないコード進行の曲が新鮮でした。

●グレイドンとルカサーを追っかけていたときのこのアルバムだが、ギターがなんのこうのというよりも、
    クロスの世界に引き込まれました。

●我が最愛のカーラ・ボノフもバックコーラスで参加しています。


TOTO


(上)グラミー賞をとったアルバムで、ものすごいアレンジ。
 管弦楽団を使っての録音で、遠鳴りのホルンや、弦の重なり具合にまいった。
 「アフリカ」が大ヒットした作品だ。




 
(下)残念ながら、ジェフ・ポルカーロの遺作になってしまったアルバム。デビッド・ハーゲイトが抜けて、代わりに弟のマイクが入った時点で、事実上のリーダー格であった彼が「いた」最後の一作


カーラ・ボノフ 



●永年、リンダ・ロンシュッタトの曲を書いてきた人で、これの前のアルバムから聴き始めて、リッキー・リー・ジョー
ンズっぽい感じもないではないが、もっと素朴な感じでいて、キャリアを感じさせる歌声に好感持てます。



●これは、二作目のジャケットです。少し色っぽいきれいな写真は、アーロン・ラポポート。

・・・ちなみに、私、リッキー・リー・ジョーンズの歌い方・声は体質的にだめです。受け付けません。


The Band

●「南十字星」
 最後の作品である。
 このアルバムの出た後に映画「ラストワルツ」が作られた。

●一作目の「ビッグピンク」から一貫しているのは、独自のサウンド志向だろう。


●2枚目のアルバム

●最初は、「ミュージック・フロム・ビッグピンク」
この後、「カフーツ」とつながっていく。

 ●もう一つ、ロビー・ロバートソンの存在。
   「曲の中で楽器を弾く」・・・テクニックではない。そういうと誰もが言う「センス」と言うことになるわけだが、
  「ラストワルツ」の中でのロバートソンのプレーを見聞きすると、絶妙な音色とタイミングだろう。
  特に、クラプトンとの弾き合いになっている「ファザー・・・」では、泣きもある。決して計算されたテクニックではなく、
  まず心かも・・・。フレーズは指を動かして弾かなくてもよいと言うお手本かも・・・・。
  「南十字星」で極まる音楽性のぶつかり合い、溶け合いがこのグループの真骨頂かもしれない。


ロギンズ&メッシーナ
ケニー・ロギンズ
 
●「フルセイル」
  「プー横丁の家」「グッド・フレンド」からの3作目。

●完成度の高い作品だと思う。
メッシーナのギターを思う存分聴くなら、このアルバムだろう。
 多分に「セッション的」な要素を織り込んだ作品だが、「ラブソング」や「ウォッチング・ザ・リバー ラン」などのきれいな曲も書いている。


●「Forever」の大ヒットが飛び出したアルバム。
  バジィー・フェイトン、ネイザン・イースト、マイケル・オマーティン、マイケル・ランドー
  らが、脇を固めている。

●ちなみに、「Forever」はデビッド・フォスターとロギンズの共作プロデュース


マイケル・マクドナルド

●スティーリー・ダン〜ドゥービー・ブラザーズと活動を重ねてきて、やっと出た自作アルバム。

●とてもおしゃれな作品で、大人のサウンド。
ドラムには、スティーブ・ガッド、ジェフ・ポルカーロが仲良く半分づつって感じ。
 ロベン・フォードが相変わらずスリリングなソロをとっている曲もあり。
 スティーブ・ルカサー、デビッド・フィリンゲインズ(Key)、サイドワークギターには、
 名人ディーン・パークス。アルトでエドガー・ウィンターもいたり。
 ベースはウィーリー・ウィークスが大多数の曲を弾いている。

●聴く時間は、やはり「夜」。

J・D・サウザー

●ジャクソン・ブラウン、ネッド・ドヒニーと三人でアサイラムのソングライターとして合宿するところから創作活動を始めたということは、あまり知られていないところだろう。

●「You Are Only Lonely」のタイトルでヒットした3作目。(確か、3作目だったと思う)

●偶然知ってびっくりしたのだが、映画に出ていたのです。
 J.D.ファンならもうご存知でしょうが、私的には感激でした。
 ホームコメディーのジャンルが大好きな私としては、「マイガール」なんて最高の世界。
 
  ダン・アイクロイドが主演で、アンナ・クラムスキーも大好き。
 それの2作目で、たっぷりとセリフも入っていて、ストーリーのクライマックスでの重要な役どころ。
 アンナ=ベーダの母親の前夫役というところ。ベーダがたずねて行って、そこで二人で彼女の知らない
 母親の映像を見ながらの演技は、なかなか渋いところ。演技力も大したもの。