Fernandes APG-55
[アレンジポイント]
● Dancan APH-1n + Dancan
"CustomCustom"SH-11
● Bigsby TrueVibrato Tailpiece-B5
● ブリッジ [ローラーブリッジ]
● Vol. / Tone. Pot
● 2vol + 1 master tone
回路は下に書いたとおり。
[ 用途 ]
エレキサウンズ用
●上は、トレモロ付ける以前・・・
(ギターのブランドに興味がないんで、音本位のチョイスをすると、音圧の面でも音質の面でも、お気に入りです。)
●フェルナンデスのギターを中古で買ってきて、中身を全部入れ替えちゃいました。
実は、あまりにきれいなボディーだったんで、何とかしてみたい!!という、衝動買いでした。
●生音の軽いメーカーだけに、何とかしたいという思いで、
フロントPUは、ダンカンのアルニコIIハンバッカー (APH-1n)、リアPUは、Dancan
CustomCustom SH-11。
(このDancan CustomCustom
SH-11は、どこか?のギターメーカーでノーキー・エドワーズのシグネイチャーモデルを作ったを見たら、これがリアについていたので、興味があり、今回付けてみた。)
>>>>結果、カントリーや、エレキサウンズ向きの綺麗な音の楽器になりました。
トレモロもビグスビートレモロ、ニュアンスの細やかなトレモロだそうな。
形は、PRSの偽物と言った感じですが、
NECK : Mahogany, 628mm-Scale, Set-Neck
FINGERBOARD : Rosewood, 24F., 400R
BODY : Maple15mm + Mahogany 35mmのボディー
・・・ということで、PUも交換。
デリケートな楽器に生まれ変わりました。
そして、またまた・・・・・・。
● ブリッジをローラー・ブリッジに取り替えました。
下の写真がそうです。ブリッジのトップの部分が、ローラーになっているので、動きがとてもスムーズになりました。
引っ掛かる部分がないので、音程も安定したようです。
※写真の中の文字が小さすぎてすいません。マウスの右クリックで[画像だけを表示]にして見てください。実際は、もっと大きな画像です。よろしく。
Dancan CustomCustom SH-11について
Dancanの標準的なPUとして、59Modelがあるので、それと比較してみた。
SH-11 Custom Custom Bridge
SH-1 59
Model Bridge
上 が”カスタムカスタム” で、下が”59 モデル”。
上の2つのグラフを見比べてみると、両者の左の小さな楕円のところの、ピンクでなく赤のグラフに注目していただきたい。
60hzのところで、カスタムカスタムはガクッと落ちている。
それに対して、右の59モデルは、なだらかな斜線になっている。
(このあたりが、カスタム・・・の音の柔らかい所以だろう。)
そして、もう一つ、右の大きな円のところ。
1.5KHz〜4KHzのところの波形に特徴がある。
・・・・・ダンカンのデータを参考にすると・・・
DC Resistance Resonant Peak Magnet
EQ B/M/T
SH-1/59 Model Bridge: 8.13 k Bridge: 6 KHz Alnico
V Bar 6 / 3 / 8
SH-11/CustomCustom Bridge: 14.4 k Bridge: 5.2 KHz Alnico
II Bar 3 / 7 / 7
・・・・・ スペックはこうなっている。
かなり、特徴のあるPUで、EQでBassが極端にやせているのは、上の波形の左の楕円のところがその正体だろう。
その分、Middleがものすごく太っている。
59Model が3KHzあたりまで、音圧が存在するのに対し、CustomCustomは1.5KHzあたりから下がってきている。
それと、スペックのResonant Peakを見ていただくと、CustomCustomは5.2KHzとなっている。
上の波形と、スペックのReso.Peak、そしてBassの”3”という、かなり過激なファクターである。
実際弾いてみて思うのは、”柔らかいトーン”である。
Lowはないのだが、その分Middleの膨らみが活きている。
とてもユニークなPUと言えよう。不思議なPUである。
腰よりも”ふくよかな暖かさ”という感じ。リアだけで弾いても、”硬さ”は耳につかない。
よく似た音があったな?!?・・・と聞き直したら、”モズライト”のリアの音。
構造、マテリアルから広げると、”Pー90”に似ているかも知れない。
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※以前、ES-137に付いていたギブソン498Tをつけていたのですが、ボディー鳴りが湿った感じで、498Tだと埋もれてしまう感じが強かった。
●回路的には、フライングVの回路を借用。
●最初、「サステナー」の回路が入っていました。これが、今の僕には、イマイチだめだった。
部品はそのまま使おうとしましたが、 Vol.もToneもどちらも、250KΩで、音的に軽すぎ。そんなわけで、500KΩの物を2つと1つ。
●2Vol (for Each P.U.)、1MasterToneで、間にトグルをはさんで、
フロントPUをタップにして、シングルコイルの音を・・・。
ところが、PUの配線を間違えてしまって、
フレット側でなく、フロントPUのリア側のタップになってしまいました。
これが、若干でありますが面白いサウンドになりました。
・・・エコー、ディレイを深めにかけて、少しひずみ気味に弾くと、とても美しい。
[ミドルで、リアを70%+フロント90%]
Ex....["Blue Star""カレリア"など]
それと・・・・・・
「Sonic」のVolとToneを、Full-Upシリーズのものを使用。
それぞれ、9〜10位のところで、Podがバイパスされるようになるというもの。
→通常はVolもToneも9位にしています。
9とFullでは、明らかに「音の腰」「抜け」が違ってきます。
音の実在感の違いは、気をつけないと耳をやられるくらい違います。
甘いフロント。でも、ブーミーにはなっていない。ハイも出てます。(Dancan-APH1)
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